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もしかしたら過食症?それともただの食べ過ぎ? 〜体験談からわかった違い〜


芸能人では、釈由美子さんや、遠野なぎこさん。

元フィギュアスケート選手の鈴木明子さん。

海外ではレディー・ガガさんをはじめとするアーティストや芸能人が自身を、

過食症や拒食症だったと告白しています。

この過食症や拒食症は総称して摂食障害(読み:せっしょくしょうがい)

と呼ばれる病気です。

私も過去に摂食障害を抱えて苦しんだ体験があります。

摂食障害で苦しんでいたにも関わらず最初は

「もしかして、過食症?」

「いや、そんなことはない…これはただの食べ過ぎなだけ…」

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と自分に言い聞かせていたことがありました。

では、どこまで食べたら過食症なのでしょうか?

単なる食べ過ぎとどこが異なるのでしょうか?

摂食障害の体験をもとに具体的な

ただの食べ過ぎと過食症の違いをお伝えします。

《関連記事》

過食克服となるか、過食泥沼化となるかの境界線とは

野菜過食とは?私の過去を公開し意味とメリット、デメリットを徹底解説

過食を止めるなら食欲をコントロールしてはいけない理由

そもそもどのように診断されるのでしょうか?

その方法の例を見てみましょう。


体型

肥満かどうかを簡易的に調べる目的で

BMI(Body Mass Index)を取り入れることが多いです。

BMIとは、身長に対して適正体重と実際の体重を比較する方法。

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やり方は、身長と体重が分かれば、簡単に計算をすることができます。

BMI = 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

簡単にBMIを出したい場合は

こちらを使ってください。

計算された数字が22により近づくと

より病気にかかりづらいと言われています。

《BMI基準》

低体重 18.5未満

標準 18.5〜25未満

肥満 25以上

ダイエット業界でも参考にする団体もあるので

聞いたこともあるかもしれません。

身長と体重の2点から計算をされるものなので

それぞれの骨格や水分量、筋肉量を無視しています。

BMIが18になると拒食症の診断が出やすいです。

次の診断方法も視野に入れてください。

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問診票

摂食障害と診断されるには、診断基準があります。

この診断基準は団体や国によって少しずつ異なっています。

海外(DSM-V)

アメリカ精神医学会では、

DSM-Ⅴ(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)

精神障害の診断と統計マニュアル

を出版しています。

日本でも話題になることがありますが

海外ではこちらを基準に診断をされることが多いです。

日本では、DSM-Ⅴの中でも

異常な食事頻度や症状頻度を掲載しているサイトもありますね。

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日本(SRSED)

日本でも様々な問診票があり、

使い方はその目的別で使われます。

その中でも 日本で作られた

SRSED(Symptom Rating Scale Of Eating Disorders)

が私がよく見る問診です。

というのは、

インターネット上で簡易的な問診ができるように

SRSEDを簡易的にしたものを掲載しているサイト

が最近では多いからです。

SRSEDは3 つの因子から問診票は作られています。

「過食と食事による生活支配」

「肥満恐怖」

「食べることへの圧力」

単なる食べる行為だけではなく、

精神的な面が入っているのが特徴。

クリックをするだけで摂食障害の簡易的診断をしたい

場合はこちらを覗いてみてもいいでしょう。

【あなたも過食症かも!? 無料 過食・過食嘔吐診断テスト(簡易版)】をされるかたはこちら

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臨床心理士と会話や医師の診察

実際に

「あなたは摂食障害です」

と診断をされるには医師の診断が必要です。

もし詳しく診断を受けたい場合は、

病院、特に心療内科に行くと受診ができます。

ただ、

「病院ってなんか怖い…」

「心療内科って変な人がたくさんいそう、

私はそんな変な人じゃない!」

(私が通ったところはほぼパッと見たところ

“普通”の方ばかりでしたが。)

と病院に行くのは不安や恐怖があるけど、

「これは病気?」

「気になって検索をしてみた」

「具体的にどういうのが病気なんだろう?」

という気持ちでこの記事にたどり着いたのなら

このまま読み進めると過食症だった私が

どのような状態だったかを具体的にわかることができます。

ただの食べ過ぎ


おそらくですが、ただの食べ過ぎだった場合

あなたはこの記事を読んではいないと思います。

何かしら食べ物や食欲に対し問題があったり

気になったりして、ここまで来ていますよね?

なので、「ただの食べ過ぎ」は

さらっといきます。

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筆者が考える食べ過ぎとは?

  • 一時的に食べ過ぎてしまった。
  • 一時的とは短い期間であり、2〜3週間やそれ以上の期間を継続して慢性的に起こることではない。
  • 自然にまたはある程度の努力でふつうの食事に戻す事ができる。
  • 習慣的にたくさん食べることが普通になっている。(食べることに対し精神的ストレスがない)
  • 食べ過ぎた後、食べ物を体から出す行為や、そのカロリーを消費するような運動に異常な執着はない。

(嘔吐や下剤、何時間ものランニング、スイミングなど)

「あ〜お腹いっぱい。食べ過ぎちゃった〜」

以上の状態です。

食べ過ぎてもそれを受け入れ、

次の物事に取り組むことができます。

食べ過ぎたことに対して、感情が無駄に乱されることはありません。

では、次に筆者が体験した過食症とは

どの状態のことを言うのでしょうか?

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過食症かもしれない

食べ方の異常と体験談


食べ方の異常としては、次のことがありました。

・NG食品食べ物、スイッチが入る。

・特定の食べ物に対し

自分の力では普通の食事をする事ができない。

・「ふつうの食事」や一食分の量がわからなくなっている。

・自己誘発嘔吐を伴う。

・金銭的にこれ異常を食べたらお金がなくなってしまうと

思っていても買い食いをして しまう

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次に体験談です。

あるとき、ファーストフード店にて勉強をしていました。

100円のコーヒー1杯で粘っていましたが、

どうしてもお腹が空いてしまいました。

勉強をしていてもお腹が空きすぎて

頭に入っていかないのです。

そのため、しぶしぶ

ハンバーガー1個を注文しました。

ハンバーガーのパティはお肉ですよね?

そのまま口にすることがどうしても

受け入れることができませんでした。

では、どうしたか?

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紙ナプキンを使ってパティの脂を吸い取り始めました。

紙ナプキンでパティをサンドするようにして

体重をかけてギュ〜と押します。

そうすると

紙ナプキンに脂が吸い取られていきますね。

それがと〜っても安心するんです!

紙ナプキン1枚だけでは済まないですよ。

合計5〜6枚を使い、

パティの脂が紙ナプキンにつかなくなるまで

やり続けました。

その結果、パティはどうなったか?

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パッサパサになりました。苦笑

例えるならば、

「ス・ポ・ン・ジ」です。

本当に安心して口に入れることができました。

その時に頭の中では

次のように考えていました。

「ハンバーガー1個のカロリーは260kcalでしょ?

今吸い取った脂は全部で10gくらいは吸い取ったよね。

1gの油脂は9kcal だから、買ってそのまま食べるよりも

半分の170kcalくらいでハンバーガーが食べることができた。」

一種の達成感を味わっていました。

ちなみに、ハンバーガーの味は

脂を一切排除したので、クソまずかったです。笑

でも当時は味よりも

カロリーに支配されていました。

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身体的症状と体験談

身体的には次のようなことがありました。

・周りから「大丈夫?食べてる?」と聞かれることがある。

・あばら骨が浮き出始めていた。

・耳が聞こえづらい

・ちょっとした音がうるさく聞こえる。

・話すまでの体力と気力がない。

・嘔吐の繰り返しで歯がしみる、喉が痛い。

・嘔吐の繰り返しで目の周りは、ブツブツとした青い点が出てくる。

・嘔吐後はオレンジジュースなどの酸味のある飲み物を口にしたい。

・体力が異常に落ちた

・胸や心臓に痛みを感じる。

・胃に食べ物があると嫌な気持ちでどうしようもなくなる。

・むくみがひどい。

・記憶力が著しく落ちる。

次に体験談です。

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毎晩、お風呂に入る前に体重計に乗ることが日課でした。

その体重が減っていると快感を感じ

数百グラムでも増えていると壊れそうな思いでした。

家で過食嘔吐をした後は必ずといっていいほど

体重計に乗っていました。

当たり前ですが、嘔吐をすると胃酸やいろいろなものが

体内から排出されるので体重が減っています。

その軽い状態を数字で確認することで安心感を得ていました。

また、洗面所の鏡の前であばら骨が浮き上がっている

姿を見るのが好きでした。

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わざとあばら骨が出るような姿勢をして

鏡で確認をしていました。

そんなに痩せていても、心臓が限界と叫んでいても

「お腹の膨らみをなくしたい」

「まだ、太っている、痩せなきゃ」

とお腹をつまんでいました。

(からだは痩せているのにお腹だけ出るのは栄養失調の症状です)

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精神的症状と体験談

精神的な症状は次のようなことがありました。

・生きづらさを感じる

・誰かと一緒に食べるのは苦痛。

・自分が食べているところを見られてはいないか気になる

・誰かと食べているとその場から早く立ち去りたい。

・胃の中の食べ物を早く出したい衝動にかられる。

・とにかく食べたい衝動にかられる。

・「食べてはいけない」という強い気持ちがある。

・骨と皮になりたい。

・体重が減ることがこの上なく嬉しい。

・逆に体重が数百グラムでも増えたら、地獄に落ちた気分になる。

・学校や職場の人間関係で悩むことが多い。

・自分自身に対してお金をかけることができない。

・もしくは、ダイエットに関しては大金をかけてしまう。

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次に体験談です。

学生が終わる頃、友達と卒業旅行に行きました。

学業やアルバイトで忙しくしていたので

久々にのんびりできる行事でした。

また、学生時代の楽しい記憶もたくさん残したい

という気持ちで行ったのです。

しかし、食事でやはり問題が出てきました。

宿泊先の食事は

「ブッフェ、食べ放題」でした。

「うわぁ〜た〜くさ〜ん、食べちゃおうね」

と友達と話していましたが

裏の気持ちでは

怪しい影が頭を出し始めていました。

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「やばいかも….」

やばかったです。

お皿にたくさん盛りました。

2回3回と食べ物を取りに行きました。

食べました。

「落ち着かない….」

「吐きたい…」

「でも、友達もいるしな….」

「トイレもすぐそばになさそうだしな…」

「でも食べちゃったから吐かなきゃ、どうしよう….」

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ついに友達に

「ちょっとトイレ行ってくるね」

と何にもないようなふりをして

トイレに行きました。

この旅行を楽しみたかったのですが

正直楽しむ余裕はなかったです。

とにかく、胃に食べ物がないようにすることを

維持することで頭がいっぱいでした。

落ち着かなかったです。

実はこの旅行のことを数年間

忘れていました。

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数年後、一緒に行った友達に

「あのとき、〇〇に行ったよね〜」と

言われて、数分度に思い出しました。

でも、残念ながら、

友達と遊んだ楽しい記憶はなく

「食べ物をいかに吐くか」しか

思い出すことができませんでした。

記憶力がかなり低下していました。

それでも、私は自分が摂食障害だと認めず

そのうち治ると思っていました。

その考えには何の根拠もありません。

現実を直視したくなかったのです。

今過去の自分に言いたいです。

「早く病気と認めて!!!」と。

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最後に

いかがでしたでしょうか?

体型や精神面、体調、医師の問診など様々な要素で

診断は行われます。

そのため、この記事はあなたを病気かどうか

診断するものではありません。

ただ、具体的に

「私はどうなのだろう?」

と気になっている場合には

経験者の具体例は参考にはなったのではないでしょうか?

私は何年も自分が摂食障害だと認めず

克服することから逃げていました。

これを読んでいるあなたには

一刻も早く克服への道を歩んでもらいたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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ABOUTこの記事をかいた人

国際オーガニックセラピー協会認定オーガニックフードセラピスト 10代の頃から食欲に悩み、社会人になっても異常な食欲は治ることなく、20代は摂食障害の複数の症状を経験する。 摂食障害の症状に心身ともに燃え尽きた状態を改善するために、あらゆる対処法を試していく。 模索していく中で、摂食障害を完全克服。 食欲や運動に対し、衝動を感じることなく 今では友人とお茶をしたり、ふつうの食事や生活を することができるようになる。 そして、現在は自身の摂食障害の経験を活かし 摂食障害や食欲で悩まれている方を専門に 解決に導く活動をしている。 また大学にて心理学を学び、アプローチ法を日々新しく取り入れている。